『ー箱根甘酒茶屋劇場ー箱根八夜』を応援していただきました皆様へ
台風19号による災害から『箱根すき』プロジェクトが発足し、箱根甘酒茶屋もできる限りの協力を行って参りました。そんな中、箱根八夜実行委員会の音楽での貢献として「箱根八里」を配信し、収益金を寄付するという企画が実施され『箱根すき』プロジェクト終了後の収益は、箱根でのコロナ関係へ協力金としての寄付させていただき、この2022年9月をもち配信サービスの終了となりました。ご協力をいただきましたみなさま、誠にありがとうございました。
(箱根八夜実行委員会 代表 広瀬哲哉)
歌舞伎などでは箱根甘酒茶屋が舞台となる、赤穂四十七士のひとり神崎与五郎の物語『東下りの詫び証文』を、若林鶴雲さんの大迫力の講談でお楽しみいただきました。広瀬哲哉がハーモニカ演奏と司会を、ゲスト演奏者に今年もジャズギタリストの渡邉英一さんをお迎えし、バラエティー色豊かな与五郎祭りとなりました。
『箱根八夜(はちや)』は、畑宿の箱根甘酒茶屋が主催する『箱根らしい夜の音楽イベント』です。
話の起こりは甘酒茶屋十三代目店主山本聡氏の『夏の節電運動』から始まります。アースアワーなどの世界的なエコ活動の高まりの中で、夜は完全に電気を消し油の灯りのもとで過ごすことで、昔ながらの箱根の夜を満喫していただくというものでした。
そんな中、箱根の各所で音楽イベントを企画していたハーモニカ奏者の広瀬哲哉との出会いがあり、2014年3月から10月まで一ヶ月に1回づつの計八夜、油の灯りで楽しむコンサートを中心とした総合イベントとして開催され『箱根八里』を文字って『箱根八夜』と名付けられました。
このイベントの収益を『石畳の保全活動』への寄付とすることなど公的な意義への賛同とし、様々な公的機関や企業のご協力を得て、継続化の運びとなり、2019年度で5年目、回数にして21回目を迎え、箱根甘酒茶屋の定期イベント『与五郎祭り』を千秋楽として、シリーズで展開させていただいております。