代表からの ごあいさつ

   

  山本 聡

箱根甘酒茶屋十三代目店主

 昨年、早春の3月から初冬10月まで1ヶ月に一夜、ランプや菜種油の灯の中でコンサートを開催させていただきました。

この「箱根八夜」開催のきっかけは何気ないお客さまの一言でした。それも小学校低学年らしき男の子。「お母さん、見て、ここに本当の火があるよ!!」
 そうです。その男の子は実際の炎は見たことがなく、火のそばでお母さまと炎の暖かさを感じていらっしゃいました。

 私自身、普段の生活を考え直してみると、節電・節水などあまり気にしておらず、この明るすぎる生活に身を投じておりました。

 甘酒茶屋もおかげさまで創業400年余り。実際電気が使用出来るようになったのは昭和30年後半。オリンピック前のことでした。昨年度の「箱根八夜」イベントで、ランプを使用し、ランプの掃除の仕方など父に尋ね、昔の生活を垣間見ることができました。

 このイベントを通じ、お越し下さったお客さまに普段にない昔の生活にタイムスリップして頂き、暗い中に灯をともし、その少ない灯の周りに皆で集い、会話をし、そして季節の食材にこだわった家庭料理を楽しんで頂きたいと思っております。

文/山本 聡(箱根甘酒茶屋十三代目店主)

 

 箱根甘酒茶屋公式HPこちら

 

箱根八夜特製 店主山本 聡の『おばんざい』

十三代目店主山本 聡氏は京都で修行をした料理人でもあり、通常営業日は予約制のみで料理を受けています。この八夜に関してだけは『売り切りご免』ということで『おばんざい』(定食1000円)をご用意しており、その利益は『石畳の保全事業』へと寄付されます。季節の食材はもとより、イベントのテーマである『和』や『懐かしさ』にもこだわったメニューとなっており、イベント開始時間を待たず注文が入ることもしばしばです。(会場が甘酒茶屋から変わる場合は、その会場側で飲食が企画されます)

2019『秋の回』10月23日

双子山そば(畑宿 桔梗屋)

生姜ご飯

インゲンとナスの和物

鰯の南蛮漬け

2019『夏の回』8月8日

鰯煮

冷やし茶碗蒸し

こんにゃく刺身

しそごはん

茄子とごぼうの赤だし

香の物

2018『秋の回』10月13日

とろろ蕎麦(畑宿 桔梗屋)

生姜の炊き込みご飯

白和え

漬物

(2018『夏の回』8月8日は台風の影響により中止となりました)

2016『第五夜』10月23日

イワシの柔らか煮

高野豆腐

小松菜と上げの辛子和え

さつまいもご飯

豚汁

 

2016『第四夜』9月24日

月見とろろ蕎麦(桔梗屋さん)

お稲荷さん

切り干し大根煮

 

2016『第三夜』8月8日

肉じゃが・こんにゃくのお刺身

ゴーヤのおひたし

しそご飯

冬瓜のお吸い物

 

(2016年第二夜は天山湯治郷のため八夜定食はありません)

2016『第一夜』6月4日

厚揚げ・焼き豆腐

牛肉糸こん時雨煮・蕗 

小松菜胡麻浸し

おむすび、沢庵 豚汁

2015『第五夜』10月24日

さばの煮付け

小松菜の辛子胡麻和え

芋ご飯

豚汁

2015『第四夜』9月26日

(そば処 桔梗屋)

キノコ蕎麦

(箱根甘酒茶屋)

シャケ、オカカおにぎり

里芋の煮物、お月見団子

2015『第三夜』8月26日

イワシの煮付け

生こんにゃくのお刺身

切り干し大根煮

海苔付きご飯

茄子とみょうがの味噌汁(赤出汁)

 

(2015年第二夜は天山湯治郷のため八夜定食はありません)

2015『第一夜』6月13日

あじの南蛮漬け

肉どうふ

かぼちゃの煮物

しそ御飯

豚汁

2014『第八夜』10月11日

芋ごはん

筑前煮

だし巻き

きのこ汁

 

 

2014『第七夜』9月13日

焼きオニギリ

鯖の煮付

じゃが芋のおひたしギリ

豚汁

2014『第六夜』8月23日

炊き込みごはん

豆腐ハンバーグ

茄子と高野豆腐の炊き合わせ

しじみ汁

2014『第五夜』7月19日

おむすび(梅干・こんぶ)

牛肉とごぼうのみそ煮

ポテトサラダ

冷やしそうめん

2014『第四夜』6月28日

ショウガごはん

肉じゃが

キャベツの胡麻和え

みそ汁

2014『第三夜』5月10日

焼きおにぎり

切り干し大根煮物

鯵の南蛮漬け

豚汁

2014『第二夜』4月26日

竹の子御飯

竹の子と油揚げの煮物

牛肉と焼き豆腐の炊き合わせ

具沢山のすいとん

2014『第一夜』3月22日の写真だけが揃いませんでした。

もしご来場者の中でお写真をお持ちの方はご一報下さいませ。